無脊椎動物とは
脊椎動物以外の動物を総称して無脊椎動物と呼ばれている。雑なカテゴリーなので実際はものすごく多様な分類に分かれている。
特に身近なのが節足動物で、昆虫やカニ、ムカデのような、体を外骨格という殻でおおい体節という関節の仕切りがある動物のグループ。あとは軟体動物という貝とイカタコのグループや、扁形動物というプラナリアのグループ、刺胞動物というクラゲやサンゴのグループなど、本当に多岐に渡っている。
(工事中 2023.7)
コオイムシ Diplonychus japonicus
肉食性の水生カメムシ。獲物に針状の口を刺して消化液を流し込む。メスはオスの背中に卵を産みつけ、オスは孵化までこれを守る。
ヤマトサビクワガタ
背中のデコボコの中に密集した毛が生えており、そこに土や木屑が付着した様子が錆びた鉄のようなのでこの名がついた。
バイオリンムシ Mormolyce phyllodes
大型のオサムシのなかまで、キノコを食べている。この姿でちゃんと飛翔し、毒を出す。
クワガタアリ
クワガタアリ
ソメンヤドカリ
貝殻に有毒なイソギンチャクを植え付け防御に使う。イソギンチャクもヤドカリに守ってもらえる相利共生関係。
タンスイコシオリエビ Aeglidae sp.
淡水環境で生活するヤドカリのなかま。海性のコシオリエビとは別系統。
アサヒガニ Ranina ranina
尾を伸ばし、先祖帰り的な進化をしたカニ。砂底にもぐって目だけ出して暮らす。
ヒライソガニ Gaetice depressus
磯で一般的に見られる。体色や模様の個体差が激しく、それぞれ美しい。
ミミズクガニ Cyclocoeloma tuberculata
擬態と防御のためにサンゴを体表に植え付ける。
ガザミ
沿岸部で非常にポピュラーなカニ。
オウムガイ
アンモナイトと似ているが、祖先が4億年以上前に分岐した別系統の軟体動物。古代の形質を残していて生きた化石でもある。漏斗から水を噴射し後ろ向きに進む。
タテジマミミイカダマシ
タテジマミミイカダマシ
アオイガイ
メスはみずから貝殻を分泌し、そこに入って漂流生活をする。貝の中に産卵し、孵化するまで海底に転がりながら卵を見守る。
ミズダコ Enteroctopus dofleini
長さ9mにも達する世界最大のタコ。握り拳大の嘴でカニの甲羅も噛み砕く。
ホッキョクワタゾコダコ
北極圏の深海で見つかるタコ。ワタゾコとは海(ワタ)の底という意味。