サンゴやウミユリなどが現れ、隠れる場所の増えた海底は様々な進化を促す土台になった。いよいよ脊椎動物の祖先が魚らしくなってきたり、複雑な形のウミサソリや三葉虫も登場する。 しかし何らかの原因により第一の大量絶滅が発生し、多くの生物が絶滅した。またカメロケラスのような数mを超える大型の生物が現れ始めたのはこの時期。
ティタノコリス・エーギロカシス
ティタノコリスのみカンブリア紀の生物で全長50cmほど。エーギロカシスは最大2mにも及ぶといわれる最大級のラディオドンタ類である。
カメロケラス
長さ6mにもなる殻を持った巨大なチョッカクガイ。
ペンテコプテルス・テロプテルス
ペンテコプテルスは1.5mもある大型のウミサソリ。テロプテルスは多くの棘から「恐怖の翼」という意味の名前をつけられた。
サカバンバスピス
人類祖先に近縁な翼甲類という原始的な無顎魚類。口は開閉せずプランクトンを取り込んでいた。体長25cm。
アランダスピス
まだ上下に開閉する顎を持っていない原始的な無顎魚類。鰭も最小限のものしかない。