第四紀はヒト属の出現で始まります。ネアンデルタール人やホモ・エレクトゥスのようなさまざまな人類種が世界中で進化・多様化していた。そして約7万年前に我々の祖先であるホモ・サピエンスがアフリカから世界中に拡散をはじめ、それと同時にマンモスをはじめとした多くの大型哺乳類が世界中で姿を消しました。ホモ・サピエンスは現在地球の生態系を支配し、農耕によって生産性を高め、学問をし、産業革命やIT革命と様々な発展を遂げてきた。われわれが現れた時代から地層にはこれまで見ることがなかった物質が堆積しつつある。それはプラスチックや放射性廃棄物といったもので、この地質の変化を受けて、現代を新たな地質年代として「人新世」と呼称することが提唱されている。