カンブリア紀の古生物 -5億4200万年前〜4億8830万年前-

高い遊泳能力や、視力、硬い外骨格や捕食器官をそなえた生物が多く発見されている。どれも獲物を追ったり天敵から身を守るために必要な能力であり、エディアカラン紀に栄えた

ような無防備な生物はこの頃には絶滅してしまった。


オパビニアやアノマロカリスのように現代では見られないユニークな形の生物が多く「カンブリアモンスター」といわれる。食物連鎖がはげしくなったことと、硬いパーツをもった生物の増加があいまって、この時代から化石の生物多様性が爆発的に増加した。「カンブリア爆発」とはこの多様性の増加を指した言葉なのだ。